Bianchi(ビアンキ)のスポーツバイクは世界最新鋭の技術力!ビアンキの歴史、人気のクロスバイク「Cスポーツ」とは?
Bianchiは、創業130年以上の歴史を持つ自転車メーカーで、最古参の自転車メーカーの一つです。読み方はビアンキ。ブランドカラーである、明るいエメラルドグリーンのカラーリングの自転車を一度くらいは見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。Bianchiはイタリア語で「白」の意なのでややこしいですが、創業者の名前がビアンキさんです。
お洒落なクロスバイクの自転車ブランドのイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、ピュアなレーシングバイクからオフクロスバイクまで幅広く手掛けており、老若男女、初心者からプロまで幅広い層から支持されています。洗練されたデザインの多いヨーロッパブランドの中でも、Bianchi(ビアンキ)のバイクのグラフィックセンスは、頭一つ抜けていると思います。
個人の感想ですが、ロゴの入れ方や配色の切り替えがうるさ過ぎず大人し過ぎずの絶妙なバランスで、意匠の総量自体は多いんですが、配置が上手い為に全体がゴチャついておらず非常に優雅な印象を受けます。
ビアンキの歴史や最先端の技術、モデルは様々ありますが、人気のクロスバイク「Cスポーツ」を例に取って、Bianchi(ビアンキ)の魅力についてお話しできたらと思います。長くなると思いますがよろしければお付き合い下さい。
目次
ビアンキのクロスバイク・ロードバイクは130年の歴史
前述したようにビアンキは2015年に設立130年を迎えた、現存するなかでも世界最古の自転車メーカーです。その歴史は、現在の自転車の原型が生まれた1885年から始まり、自転車が身近な存在となった今日まで続いています。Bianchi(ビアンキ)が自転車の発展に貢献してきたことは間違いないでしょう。こちらでは、ビアンキの自転車開発の歴史と、最先端の技術力についてご紹介します。
130年の開発の歴史を遡る!
Bianchi(ビアンキ)の130年の開発の歴史を遡ってみましょう。
1885年~創業
1885年、創業者であるエドワルド・ビアンキが21歳の頃、イタリア・ミラノに小さな自転車店を開いたことから歴史が始まりました。1880年代の自転車は、ペニー・ファージング型と呼ばれる前輪が大きい形状が主流でした。日本語だとダルマ自転車と呼んだりしますね。スピード重視のこの形状はバランスを取ることが難しく、乗り降りするにも手間がかかったり、ブレーキをかけると転倒してしまう危険性が高かったりと、快適な乗り物とはいえませんでした。
せめて頭から落ちないように色々な工夫がされていたようですが、コケることが前程の乗り物って凄いですよね。ちなみに今でも現代風にモディファイされた物が販売されています。
これを受けて、1885年に安全に配慮されたセーフティ型の自転車が登場します。前輪と後輪が同じ大きさで、現在の自転車の原型となるものです。この年創業したBianchi(ビアンキ)は翌年からこのセーフティ型の自転車を販売し始め、自転車メーカーとしてのステップを上がっていきます。
1888年~会社の拡大
「ダンロップ」のゴムタイヤを採用したり新しい工場を作ったりなど、会社を拡大していきます。
1895年~王妃への自転車献上
イタリアのマルゲリータ王妃へ、歴史上初の女性用自転車を献上します。Bianchi(ビアンキ)の自転車といえば、ライトなエメラルドグリーンの車体が特徴的です。これは「チェレステ」カラーと呼ばれ、イタリア語で天空・空色という意味があり、マルゲリータ王妃の瞳の色を模して配合された色だといわれています。チェレストの色味は毎シーズン微妙に違い、その年のミラノの空の色で決めている。なんて話もありますが、そういった一期一会感も魅力の一つだと思います。
1914年~マウンテンバイクを開発
第一次世界大戦が始まると、Bianchi(ビアンキ)は歩兵隊のためにマウンテンバイクの原型とも言える軍用自転車を開発します。ライフルなどを取り付ける台座をつけ、険しい道でも進むことができるよう、60センチのホイールにワイドなタイヤが装備されました。
1997年~さらなる発展
Bianchi(ビアンキ)は、サイクルヨーロッパグループの傘下となりました。最高の製品開発、国際マーケットでのブランド確立を目標に、現在も発展を続けています。
最先端の技術を持つ老舗のバイク

クロスバイクやロードバイクを始めとする自転車は、ハンドル、サドル、ホイール、タイヤなどいくつものパーツから成り立っています。Bianchi(ビアンキ)は「フレームこそが自転車の核となるもの」という信念を掲げており、最先端の技術を使い、日々フレームの研究開発を行っています。ビアンキが最高の自転車を作るために取り組んでいる8項目をご紹介します。
IDEA
Bianchi(ビアンキ)は「アイデアは、革新を続けるための種である」と、アイデアの重要性を語っています。伝統と最先端を両立するためには、こうした柔軟な発想が必要なのかもしれません。上記を実践している具体例は記憶に新しいところでは、カウンターヴェイルの採用などでしょうか。カウンターヴェイルとは、米マテリアルズ・サイエンス社がNASA(アメリカ航空宇宙局)との共同開発で生み出した、振動を除去・低減する特殊炭素繊維素材で、Bianchi(ビアンキ)の上位モデルに採用されています。
サイクルブランドではBianchi(ビアンキ)のみが使用を許されています。スポーツバイクにおける振動の軽減やコントールは至上命題の一つとされていますので、各社、造形を工夫したり、サスペンションを内蔵してみたりと色々な創意工夫を凝らしているのですが、従来から存在する物の使い方を変える程度に留まっていることが多く、異業界の新素材を採用してみるというような、問いと答えを一直線で結びつけるような自由な発想は類を見ないものだと思います。
GEOMETRIES
自転車における「ジオメトリー」とは、「形状」という意味です。ベテランライダーはスケルトンと呼んだりしますが、要するに自転車の骨組みの設計図のことですね。自転車メーカーは、時代やルールによって変わる自転車の目的や必要とされる性能に合わせ、ライダーにとって最適な形状を模索し続けています。
3D
エキスパートが最新の3D技術を駆使し、フレームをデザインしています。
RAPID PROTOTYPING
3Dプリンターでプロトタイプを作り、フレームの形状や外観を確認しています。
GRAPHICS
バイクは見た目も重要です。クリエイティブなデザイナーによって、イタリアらしいおしゃれなグラフィックスが生み出されています。動力性能や快適性も重要ではありますが、素敵なバイクに乗ることが1番じゃないでしょうか。
LAB TEST
強度・耐久テストを繰り返すことで、高品質な自転車を製造しています。
ROAD TEST
より最高の自転車を作るために、バイクの製造過程でプロのテストライダーとプロサイクリストによるテストが行われ、結果がエンジニアにフィードバックされています。
ASSEMBLY PROCESS
より繊細なRC モデルは、一台の組み立てを最初から最後まで一人の担当者が責任を持って行います。
このように、Bianchi(ビアンキ)は思想から製造、組み立ての工程まで、こだわりを持っていることが分かります。普段使いとしてはもちろん、プロレーサーが使用する自転車として人気が高いのも頷けるのではないでしょうか。
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【ビアンキ】クロスバイクの人気モデルCスポーツシリーズとは
本格的な自転車を購入するとき、種類の多さにどれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。特にビアンキが製造しているバイクは、シティサイクルからレーシングバイクまでラインナップが豊富です。こちらでは、街乗りからツーリングまで幅広く楽しめる、ビアンキの人気クロスバイク「Cスポーツ」の魅力と性能をご紹介します。
ビアンキの概要
Bianchi(ビアンキ)のバイクは、「ROAD」「MTB」「SPORT」「CITY」の4つに分類されます。なかでも人気が高いのが、街乗り、デイリーユースからロングライドまで幅広い用途としてご使用いただけるクロスバイク「SPORT」シリーズです。SPORTシリーズには、「ROMA」と「Cスポーツ」の2ラインナップがあります。それぞれの違いを見ていきましょう。
ROMA
クロスバイクとはロードバイクの軽快感とマウンテンバイクの安定感を足して2で割ったような自転車です。2つの特性のクロスオーバーなので「クロスバイク」と呼ばれています。意外と日本独自の呼び方で、海外ではハイブリッドバイクと呼ばれることが多いと思います。意味するところは同じですね。
ですので、一言にクロスバイクといっても、使用されているパーツやフレーム設計がロード寄りかマウンテン寄りかに分かれますが、ROMAはロードバイクに近い性能があります。高速走行に優れ、街乗りからツーリングまで楽しむことができます。
Cスポーツ
マウンテンバイクに近い性能があります。安定感があって乗りやすく、街乗りやある程度の未舗装路の走行に向いています。
Cスポーツは、コンフォート系のクロスバイクとも呼ばれ、軽快感・スピード重視のバイクよりも前傾姿勢が緩く、よりコンフォート(快適)さが追求された使い勝手のよいクロスバイクです。得意なシチュエーションも多いので、クロスバイク初心者の方にもおすすめです。
Cスポーツには、「C-SPORT 1」と「C-SPORT 2」の2モデルあります。
C-SPORT 1
2018年まで販売されていた、人気の「CAMALEONTE(カメレオンテ)」の後続車種です。値段も1万円ほど安くなり、入手しやすくなりました。シティサイクルよりも制動力の優れたVブレーキ方式で、クロスバイク初心者の方にもおすすめできる、リーズナブルなエントリーモデルです。
C-SPORT 2
2020年から登場した新モデルです。ディスクブレーキ方式による高い制動力によって、街乗りはもちろん雨の日でも安定した走行を実現します。
「C-SPORT 1」と「C-SPORT 2」共に、太めの38mmタイヤが搭載されており、マウンテンバイクに近い走りを楽しむことができます。補足として、ROMAのタイヤは28mmと細めでスピードが出やすくなっています。
カラーはチェレステ、白、黒の3種類があります。フォルムから細部の配色まで気を配られており、イタリアらしさが感じられるお洒落なデザイン。
気になる性能は?

Cスポーツシリーズの性能について、パーツごとに確認してみましょう。
フレーム
フレームは軽量で取り回しのしやすいアルミ製です。サイズは43・47・51・55の4種類があります。43の適応身長160cm前後から、55の185cm前後まで、クロスバイクとしては幅広い体型をカバーしているのが特徴です。※身長はあくまで目安です。体型によっても適正が変わりますので、事前に確認が必要です。
ハンドル
マウンテンバイクと同じフラット形のハンドルバーが特徴です。走行中にきつい前傾姿勢を取る必要がないので、身体への負担を減らすことができます。
タイヤ
700×38C(38mm幅)のタイヤは、クロスバイクとしては太めです。その分衝撃を和らげるので、乗り心地はよいといえるでしょう。スピードよりも快適性・走破性が重視されていますが、少し細いタイヤに変えてスピードに寄せるカスタムも可能です。
変速機
変速機はフロント3段、リア8段の24段変速です。リアの変速機はSHIMANO ACERAが採用されています。これはエントリーモデルのクロスバイクの多くに搭載されているSHIMANO ALTUSよりもグレードが一段上で、よりスムーズに変速することが可能です。なお、フロントには、裾汚れや巻き込み防止のバッシュガードが搭載されています。
ブレーキ
ブレーキはC-SPORT 1とC-SPORT 2で性能が異なっています。
・C-SPORT 1
Vブレーキが採用されています。制動力が高く、シンプルな構造でディスクブレーキと比べて部品数が少ないため、メンテナンスや出先でのトラブルに対処しやすく価格もリーズナブルです。若干軽量に仕上がるのもVブレーキモデルの利点かなと思います。
・C-SPORT 2
雨天でも安定した制動力を誇る油圧ディスクブレーキを採用しています。油圧式はレバーが軽く手が疲れにくいので、長時間のライディングや、握力が弱い方にもおすすめです。また、車輪の中心でブレーキをかける為に濡れた路面からの影響を受けづらく、雨天時でもしっかりとブレーキが効くというのは大きなメリットです。
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ビアンキのクロスバイクなら「Cスポーツ」シリーズがおすすめ
ビアンキの「Cスポーツ」シリーズは、快適さはもちろん、イタリアらしい遊び心のあるデザインや美しいフォルムが魅力の人気が高い車種です。おしゃれで快適に乗れる「Cスポーツ」シリーズなら、サイクルライフが一層楽しくなることでしょう。
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