サイクルパーツのタイヤの種類とは?チューブレスやクリンチャーなどの種類とパンクのリスクを軽減するコツ
自転車には、ロードバイクやマウンテンバイクなど様々な種類があり、自転車に乗る目的やよく利用する道路の状態などによって使い分けることもできます。さらに自転車の種類によってサイクルパーツも様々なものがあり、選ぶのも大変です。特にタイヤは路面に直接接するパーツなので、目的や利用方法などに合ったものを選ぶほうがよいのですが、どれを選べばよいかわからないこともあるのではないでしょうか。ここでは、サイクルパーツのチューブレスやクリンチャーなどのタイヤの種類と、パンクのリスクを軽減するコツについてご紹介します。タイヤ選びやパンクしてしまったときの参考にしてください。
サイクル用タイヤの種類

サイクルパーツの中でも、サイクル用タイヤには、チューブレスやクリンチャーなどいくつかの種類があります。サイクルの種類や自転車に乗る目的などによって装備するタイヤも異なるのです。ここでは、サイクルパーツ、サイクル用タイヤの種類についてご紹介します。
ロード用タイヤ
ロード用のタイヤは、主に3種類あります。
①クリンチャー(WO)/最も普及しているタイヤシステムで、チューブを入れてホイールのリムにはめる構造。
・メリット:後述する2つのタイプと比較して、安価、種類が豊富、入手性が高い、パンク修理が容易。・デメリット:低圧で走るとパンクしやすい、ホイールが構造として他2タイプより重い。
②チューブラー(TU)/タイヤの中にチューブが縫い込まれており、接着剤やテープでホイールに接着する構造。
・メリット:低圧でもパンクしにくい、乗り心地が良い、ホイールが構造的に軽量。・デメリット:パンクした場合タイヤごと交換する為、高価。
③チューブレス(TL)/ホイールとタイヤの気密性を高め、チューブをなくした新しい規格。チューブを入れての使用も可能。シーラントと呼ばれるパンク修理材を入れて運用する、より軽量でしなやかな乗り味のチューブレスレディという規格が最近はメジャーです。
・メリット:低圧でも走行可、乗り心地がよい、シーラントにより細かなパンクは自動で修復可能。・デメリット:タイヤを装着するのに根気とコツが必要になります。
マウンテンバイク(MTB)用タイヤ
大きく分けて外径が26・27.5・29インチの3種類に分かれており、それぞれホイールも専用となります。
一般的には径が小さいほど小回りが利き、大きいほど走破性が高くなりますが、
現在26インチは減少傾向にあり、27.5や29インチが主流となっています。
また、ボリュームも持たせ外径を29インチとほぼ同じとした27.5プラスという新規格も生まれています。
タイヤ表面の加工も大きく3種類に分かれており
・ブロックタイヤ
全体的にブロックパターンがあり、荒れた道でもしっかりグリップ、安定して走れるブロックタイヤ。
逆に綺麗な舗装面ではスタックしやすい為、オンロードにはあまり向きません。
・セミスリックタイヤ
オンロード・オフロードどちらにも対応したタイヤ。タイヤのセンター部が砂目やスリック状、サイドにはブロックがあるので、オンロードは軽快に、オフロードのコーナーリングでもグリップがききます。
・スリックタイヤ
オンロード用でブロックがないタイヤ。転がり抵抗が少ないので舗装路を快適に走れますが、オフロードには向きません。
クロスバイクやツーリング用のタイヤ
クロスバイクやツーリング用によく使われるのは、28mmが一般的でしたが、最近は32mmが標準でついてくるクロスバイクもあります。また太いもので40mmのタイヤなどがあります。マウンテンバイク用と同様にブロックタイヤとオンロードタイヤがあり、それぞれよく走るのが未舗装の道か舗装された道路かで使い分けます。荷物を積んでロングツーリングする際は、太めのタイヤが適しています。
シクロクロス用タイヤ
シクロクロスの競技用には、幅が33mmまでのタイヤしか使えません。そのため、32~33mmのタイヤが主に使われ、ロード用と同様にクリンチャーとチューブラーとチューブレスの3種類があります。クリンチャーは汎用性があり、パンク修理も簡単にできるので初心者向けにおすすめです。チューブラーは国内外のトップカテゴリーで多くの選手が使っています。チューブラーを使うなら専用のホイールが必要です。チューブレスはパンクリスクが比較的少なくメンテナンスも容易で、ラインナップも豊富にあります。
ミニベロやBMX(ビーエムエックス)用のタイヤ
ミニベロやBMX用のタイヤには、未舗装の荒れた道を走りやすいブロックタイヤと、舗装された街走りの際に快適なオンロードタイヤの2種類があります。軽い走行を楽しみたい方には細めのタイヤが、安定して乗り心地のよいタイヤを望むなら太めのタイヤがおすすめです。
またミニベロのタイヤには、同じインチ数でもタイヤの周長が異なるものがあります。タイヤを選択する際は、周長(ETRTO)をご確認の上、ご購入ください。
※20インチ:同じ20インチでもリムの外径が、451・406の2種類があります。
タイヤのパンクのリスクを軽減するコツ

サイクルパーツのトラブルで最も多いのがタイヤのパンクです。ここでは、パンクの原因別にパンクのリスクを少しでも軽減するためのコツをご紹介します。
空気圧不足によるパンク
パンクの原因として最も多いのが空気圧不足によるもので、リム打ちパンクとも呼ばれます。空気圧を調整して段差や荒れ地では徐行するよう気をつけたら、パンクリスクは大幅に軽減するでしょう。
釘やガラスの破片などによるパンク
走行中に釘やガラスの破片などを踏んでしまって起こるパンクです。この場合、リスク回避が難しいですが、踏んでしまった釘やガラス破片などを、タイヤの内外を丁寧に確認して、異物を取り除くことが大切です。せっかく修理したのに内部に原因物質が残ってしまっていては、またパンクしてしまいかねません。
タイヤの劣化によるパンク
タイヤやチューブは消耗品なので、古くなると劣化してパンクしやすくなります。定期的に新しいものに交換するようにすると、劣化が原因のパンクを回避できます。チューブ(特にラテックス)は一度使用すると、元々のサイズより伸びて大きくなってしまいますので、再利用すると噛みこみやすくなります。パンクしていなくてもタイヤ交換のタイミングで一緒に交換する事をオススメします。
ブレーキシューがタイヤに押されて起きるパンク
ブレーキシューは、通常リム面を押さえるようになっています。ブレーキをかけたときにブレーキシューがリム面を押さえ、自転車が止まるという仕組みです。何らかの原因でブレーキシューの位置がずれてタイヤを押さえてしまうとパンクしやすくなります。これを避けるためには、ブレーキをかけた段階で、ブレーキシューがタイヤに接触していないかを確認するようにしましょう。
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サイクルパーツのタイヤには、ロード用やマウンテンバイク用など、いくつかの種類があり、自転車に乗る目的や種類などによって、それに合ったタイヤを選ぶ必要があります。クリンチャー、チューブレス、チューブラーなど、それぞれサイクル用のタイヤがあるので、自分に合ったタイヤを探してみてはいかがでしょうか。また、大切なタイヤのパンクのリスクを少しでも軽減するためには、タイヤの空気圧やブレーキシューの当たる位置などにも注意しましょう。
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